2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世間のしろうと理論のしくみを知る

** 常識の社会心理「あたりまえ」は本当にあたりまえか 卜部敬康・林理 編 ** 私たちの<常識>は、学校で習ったことや、新聞やニュースで知った情報や、お母さんや近所のおばさんに聞いたこと、学校のうわさ、漫画やドラマから、などいろんなもので成り…

☆レビューのレビュー(その9)☆自分で自分を育てることは、できる

90冊を読み終え、100冊までとうとう残すところ10冊となりました。 ここまでの10冊は、本の内容をそのまままとめて伝えるブログからの脱皮を目指して、試行錯誤しながらいろんな記事を混ぜ込みました。読みにくい点があったかもしれませんが、お付き合いいた…

<番外編>脳機能障害の3つのレベル−私なりの考察−

前回に続いて、これも私なりの考察です。前回は、脳の機能障害は一生変わらないということを前提に論をすすめましたが、この部分を注目してみたいと思います。発達障害に関して、脳の機能障害であるという言い方がよく使われますが、いろいろな本や雑誌を見…

<番外編>自閉症のふたつのスペクトラム−私なりの考察−

前回とりあげた本『自閉症スペクトラム障害』(平岩幹男)(→記事)のなかに、 自閉症の「スペクトラム」についての平岩氏の考え方を述べた部分がありました(pp43-44)カナー型自閉症を例にとって説明してあります。同心円を描いて真ん中にコア群、その周り…

療育の進歩が自閉症への認識を変えていく

** 自閉症スペクトラム障害−療育と対応を考える 平岩幹男 ** 岩波新書です。自閉症スペクトラムについて初めて学ぶ親御さん向けの内容ですが、社会への一般的な理解を広める意図も感じられます。既にASDのことを学んだ、初歩的なことはわかっている、…