<番外編>視覚型タイマーの普及と価格破壊を!

今回は本ではなくて、この商品について書きたいと思います。


残り時間が一目でわかる タイムタイマー (M) アラーム付き

残り時間が一目でわかる タイムタイマー (M) アラーム付き


タイムタイマー。

私がこの商品を買ったのは、1年ぐらい前です。キッチンタイマーや他のタイマーをいくつか試した後に、思い切って買いました。

写真を見てお分かりのように、残り時間が赤く表示されるという、それだけのタイマーです。

それがなに? と、思いますよね。ね。私も始めはそうでした。


使っていくうちに、他のタイマーと、明らかに違うということがわかってきました。


キッチンタイマーは、卵やスパゲッティをゆでながら、他の調理の仕事をするときなどに使いますよね。

電車の乗り過ごし防止に、タイマーを使い、バイブで起こしてもらうというような使い方もします。

その仕事から意識を離しておいても、時間がきたら教えてくれる、という用途のために使うわけです。その場合、タイマーの残り時間が派手に表示されなくても、あまり関係ありません。


この、タイムタイマーは、そういうときに使うのではないのです。


電車に間に合うためには、10時20分に家を出ないといけないというようなとき、身支度にいつも40分かかるというのなら、9時40分からしたくを始めればいいのですが、そのときに、このタイムタイマーを40分にセットします。

<あと○○分で出かけなければならない> を、視覚化してくれます。

時計を見るたびに、えーと、今10時5分で、10時20分に出ようと思ったんだから、あと15分だ、って、計算しなくて済むようになります。
 

大きな仕事の合間に20分ぐらい暇な時間ができたら、このタイムタイマーを20分にセットし、片付けや掃除の時間にします。隙間の時間にできる範囲の片付けをササッと済ませ、次の用事にスムーズに移ることができます。


作業をしながら、<あと何分あるか>を確認しながら進めたいときに使う というのが、ポイントです。


もちろん、時間内で問題を解く練習をする受験勉強などにも使えます。
ストップウオッチなどと比べれば、格段に、時間の感覚を磨くことができます。

講演やスピーチの練習などにも使えます。


時間の流れは目に見えません。それを視覚化することで、生活がぐんと楽になるのです。



この商品は、5000円以上します。おもちゃとして売られているのは、子どもに時間の感覚を教える道具と考えられているからです。時間の感覚が掴みにくい障害を持った子どもの支援ツールとして、特別支援教室に置かれていたりします。

子どもや障害者にしか必要ないものだと考えられているから、特許を楯に高い値段で売られているのだと思います。高すぎるからと、手作り工作で類似品を作っている人もいるようです。

私は、これは、ナンセンスだと思います。欲しい人がいるのなら、もっと安い値段で大量に出回るべきです。



視覚型タイマーは、今までのタイマーと全く違う用途で、私たちの生活をぐんと便利にしてくれるものだと私は思っています。<あと何分>は、確かに時計を見ればわかります。が、

よし、20分だけ片付けよう、と、思ったとき、11時54分でした。きっちり20分で終われますか? 普通の時計だと、12時15分ぐらいまでということを、いつも意識の片隅に置いておく必要が出てきます。キッチンタイマーだと、急にアラームが鳴って中途半端に時間切れになってしまいます。これが、視覚型タイマーだと、ちら見しながら、きっちり20分で仕事を終えることができるのです。

<あと何分>が、視覚化されることで、ほとんどの人が便利と感じると思います。

特に、時間にルーズと言われ、努力してもうまくいかないと感じている人には、すばらしいお助けグッズになると思います。



タイマーは卵をゆでたり乗り過ごし防止に使うという固定観念から抜け出すだけです。

視覚型タイマーの使い途は別な発想から出てきます。別なコンセプトの商品なのです。

メーカーさんがそれに気がつけば、一般向けの商品として、安く普及させる努力をしてくださるのではないかと思うのです。

構造はそんなに複雑なものではありません。手作り工作で作っている人がいるぐらいですから。

欲しい人は、潜在的にはとてもたくさんいます。これまでに買った人も、2台目、3台目が欲しいけど、高いから買いにくいという声もたくさん聞きます。眠っている市場があるのです。



特許が絡むことなので、なんらかのビジネスの難しさがあるかとは思いますが、ぜひぜひメーカーさんに努力していただいて、価格破壊を起こしていただきたいと思います。

この記事が、関係者の目に止まりますように。




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